労働災害は、安全対策を講じることで、大きく減少させることは可能です。ただし、人間がやることですから全くゼロにはできないのも現実です。そこで、いざというときのために労災手続ができるような対策をとっておく必要があります。
ところが、労働災害の手続は健康保険のように保険証を医療機関に見せればそれで終わりというような簡単なものではなく、診察や調剤を受ける医療期間ごとにいちいち書類を作成して提出しなくてはなりません。
以下、「労働災害についての基礎知識」、また、「ケース別に見る労働災害の対処法」、「当事務所の対応」を解説します。